岩盤斜面掘削における確率ブロック理論の適用性の検討
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概要
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積極的に岩盤斜面の岩盤補強設計を行うにあたって、情報化施工はますます重要性を増している。情報化施工を目的とした理論の一つとして、不連続面の分布性状を考慮して次段階の掘削によって出現する移動可能ブロックの形成確率を求める確率ブロック理論が著者らによって提案されている。本研究においては、実際の現場において得られた不連続面のトレース図を用いることによって、実際の岩盤斜面に対する本理論の適用性が検討された。シミュレーションの結果、本理論が移動可能ブロックの予測に有効であることが判明した。
- 一般社団法人日本応用地質学会の論文
- 1997-04-10
著者
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水戸 義忠
京都大学大学院 工学研究科
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双木 英人
水資源開発公団
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双木 英人
水資源開発公団試験研究所
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双木 英人
水資源開発公団 試験研究所土質地質研究室
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平野 勇
水資源開発公団 試験研究所土質地質研究室
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菊地 宏吉
京都大学大学院工学研究科
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平野 勇
水資源開発公団 試験研
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水戸 義忠
京都大学大学院
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