[特別講演]汎用1chip並列計算機の一構築法
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概要
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半導体集積回路の微細化技術の進歩により、MPUは主メモリをチップ上に取り込むであろう。筆者が提案するSSM-MP(Scalable shared-memory multi-processors)は、メモリをCPU毎に分散配置した並列計算機で、メモリ混載MPUを用いたマルチプロセッサに向く。キャッシュー貫性保持とシステムバスのトラフィック削減のためにMTagと呼ぶ機構を用いる。既存SMPソフトウェアと互換性があり、業界標準OSを移植したところ、単体性能が10%向上した。メモリ配置を最適化する事で、同ーバスを用いたSMPの約4倍の数のCPUを接続できると予想される。本方式は、メモリ混載MPUを用いた中程度(4-32 CPU)のマルチプロセッサに効果的である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-04-25
著者
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