システムオンシリコン向き汎用並列計算機の一構築法
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概要
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半導体集積回路の微細化技術の進歩により、西暦2000年頃に論理回路100万ゲートとメモリ64MByteを混載するチップが製造可能と予測され、汎用計算機のメモリを取り込んだSystem on Siliconの時代が到来する。1チップCPUの登場によりCPU設計方法が結線論理制御に移行した様に、大容量メモリ混載チップの登場により計算機のメモリ構築方法も変化すると筆者は予想する。しかし、基本ソフトの世界は急激な変化が受け入れらず、既存の共有メモリ型(SMP)から緩やかに移行するものと考える。筆者等が提案したSSM-MP[1]は、メモリをCPU毎に分散配置した並列計算機(図1)であり、メモリ混載チップに向く構成方法である。また、バス結合なので既存のマルチスレッド型ソフトウェアで十分な性能を得ることができる。本稿は、従来型ソフトウェアと親和性をもつSSM-MPを用いたSystem on Silicon計算機の一構築方法を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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