Ku帯ユーザ局用超低消費電力進行波管
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概要
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小規模衛星通信地球局での代表的な動作であるRFデューティが小さいパルス動作において,消費電力を大幅に低下できる新しい進行波管(TWT)を実現した.コレクタに入射するスペントビームの分布を直線で近似して多段コレクタの消費電力を推定する方法を提案した.これに基づいてRFパルス動作の場合の消費電力低減のためにはコレクタを3段とし,第3コレクタ電圧をできる限り低下すればよいことを明らかにした.この結果から,第3コレクタ電圧を80Vにまで低下して動作することが可能な3段コレクタをもつKu帯出力40WのTWTを実現した.このTWTは,無信号時に消費電力が最低となるコレクタ電圧の設定により,RFデューティ1%のパルス動作時に平均消費電力をわずか12Wに低減することができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-07-25
著者
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