複写機の現像空間におけるコントラストポテンシャル
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概要
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複写機の感光体表面に有限の広がりをもつ電荷の存在を仮定した場合について, 現像空間に生じる電位を求めた.すなわち, 電荷のx, y方向の長さ, 感光体の厚さおよび感光体の材質等をパラメータとして, 電位の具体的な値を数値計算した.次に, この電位分布の結果を用いてコントラストポテンシャルを求める実験式を導出した.これは, 理論式から求めたコントラストポテンシャルの値を, ほぼ再現できる精度を有している.また, コントラストポテンシャルを増すのに有効なパラメータは, バイアス電圧V_B, 感光体と現像空間の比誘電率の比ε_3/ε_2, 感光体膜厚a, 実効電位V_Rであることがわかった.このうち, 実際にコントラストポテンシャルを大きくするのに設計できるパラメータはV_R, V_Bおよびaである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-05-25
著者
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