光ファイバの軸合せにガラス毛細管を利用したメカニカルスプライス (機構デバイスの新しい展開とその基礎論文小特集)

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概要

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加入者系へ向けての光ファイバ網構築においては,低損失で信頼性が高く,かつ低コストで簡便にSM (Single Mode)ファイバが接続できることが求められている.高信頼な接続が実現できる融着接続は改良が重ねられ,1人作業が可能なものに技術が高められているが,なお,融着接続機の低コスト化および施工作業の簡易化が求められている.また,脱着可能なコネクタ接続は,その用途により種々の開発および改良が行われているが,現地組立ての簡略化が課題として残っている.これらに対しメカニカルスプライスは,安価な作業工具を使用し,簡易な作業で光ファイバの接続ができ,構造が単純であることから接続の低コスト化が期待できる接続方式として,種々の開発や製品化が行われてきた.筆者らは,本体構造および接続作業を簡易化できることから光ファイバの軸合せを精密ガラス毛細管内で行う方式を提案してきており,今回,新しい構造の精密ガラス毛細管方式のメカニカルスプライスを試作したので報告する.
1996-11-25

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