プレフィックス符号に基づく(d,k)拘束符号の符号化法

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
符号化効率の良い(d,k)拘束符号化法として数え上げ符号化法が知られている.数え上げ符号化法は,与えられた符号長に対してほぼ最適に近い符号化率を与える.しかし,符号長程度のビット長の整数計算(または浮動小数点計算)を必要とすることから数え上げ符号化法をハードウェアに実装する場合,その実装コストが高くなる傾向がある.本論文では,符号長の長い(d,k)拘束符号の符号化法として,プレフィックス符号に基づく手法を提案する.提案符号の符号化,復号は単純であり,簡単なハードウェアによる実装が可能である.提案法は2種類のプレフィックス符号を切り換えて利用することにより固定長入力/固定長出力を実現している.符号のパラメータ例として,提案法により符号化率200/378=0.529の(d=1,k=3)-拘束符号が得られる。この符号化率は,既存の符号化率1/2の(1,3)拘束符号の符号化率に比べて5.8%大きい.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-07-25

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク