2流入点のある個別軌道輸送システム合流部の車両挙動の数値計算による近似解析

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概要

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個別軌道輸送システム合流部において,2箇所の流入点を設けた場合の車両挙動をマルコフ連鎖の手法を用いて数値計算により解析を行った.合流部は,優先路である本線へ副線側の車両が流入するが,副線は二つの側線に分岐して本線の異なる地点に流入している.車両の合流可否判定を行うチェックポイントは,副線上に1箇所,本線上に2箇所設けられている.副線チェックポイント上に到来した流入希望車は,本線上の二つのチェックポイントとも車両が到来していた場合には,衝突を避けるため,そのまま副線チェックポイント上で待つものとする.解析では,副線上の車両の待ち行列長と本線上の二つのチェックポイント間の車両の到来状況に基づいて状態量を定義し,平均待ち台数や平均待ち時間と車両運行密度との関係が求められ,本線上の二つのチェックポイントの間隔を変えた場合の効果が検討されている.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1993-11-25

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