リモートプラズマを用いたシリコン酸化膜表面界面の窒化プロセス
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高信頼ゲート絶縁膜として注目されているシリコン窒化酸化膜においては、窒素の導入量や導入位置を制御することが重要である。本研究では先ず、リモートプラズマ励起窒素酸素を用いてシリコンの直接窒化酸化を行い、膜組成分布の温度依存性を調べた。次に、シリコン酸化膜に励起窒素酸素処理を行い、界面に窒素を導入するためには750℃以上の温度が必要であることがわかった。以上のいずれの方法でも、窒素は界面付近のみ導入され、酸化膜表面に窒素はほとんど残らない。そこで、酸化膜をフッ素処理後、励起窒素処理を行う新しい方法を提案した。この方法により、酸化膜表面付近のみに約2〜3%の窒索を導入することができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-05-23
著者
関連論文
- 三ふっ化塩素を用いたシリコンのテクスチャ化と光学的評価
- リモートプラズマを用いたシリコン酸化膜表面界面の窒化プロセス
- リモートプラズマ励起窒素・酸素を用いたシリコン窒化酸化膜の形成
- スパッタ法による酸化亜鉛薄膜形成時における酸素欠損の発生