ふっ化物ガラス管中実化工程における加熱条件の評価
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概要
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ふっ化物ガラスサポート管の中実化工程における加熱条件の評価を行い,ガラスが受ける熱履歴を見積った.中実化の理論検討は,これまで,ガラスの粘性流動として管半径方向のみの収縮が扱われているが,本論文では熱源移動の効果を取り入れた管の軸方向の収縮挙動をも含む実際的な評価手法を提示した.これは熱源と管との熱伝導式ならびに管自身の粘性流動式を連立させて数値的に求めるものである.この手法により中実化における時間-温度の関係(熱履歴)が得られるものである.管収縮に対する熱源の移動速度や温度分布の影響を明らかにし,必要な加熱条件を示した.更に,得られた熱履歴によりガラス中に発生する結晶の分布を算定し,予測される過剰散乱損について明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-02-25
著者
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