ペアドソリトン伝送方式のジッタ安定性
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概要
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ダイバーシチ伝送の概念を光ソリトン通信システムに応用した. システム構成に伝送路を2本用い途中に光結合器を挿入することが特徴である. 効果として, 光増幅器からのASE(増幅自然放出光)雑音が主な原因で引き起こされるソリトンパルスのゴードン=ハウス・ジッタに強いことが挙げられる. 本方式を用いることにより, ジッタの摂動がソリトンパルス幅以下ならばジッタの値が安定化されることを示した. また, 屈折率の不均一分布などの摂動の影響が大きい光ファイバ伝送中に受けるランダムな位相変動の影響も補償されうることを示した. ペアドソリトン伝送方式はランダムジッタの影響が大きい伝送路において高い伝送安定性を期待できる伝送方式である.
- 1996-01-25
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