2本の光ファイバを結合した偏波スプリッタの特性解析
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概要
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本論文では, 2本の単一コア光ファイバ(ファイバ1, ファイバ2)を結合させた偏波スプリッタについて, x偏波形(ファイバ1を入力端としたとき, 出力端でファイバ1からx偏波を, ファイバ2からy偏波を取り出す)とy偏波形(ファイバ1を入力端としたとき, 出力端でファイバ1からy偏波を, ファイバ2からx偏波を取り出す)の構造パラメータと素子長および帯域幅との関係を検討した. ファイバ1のコア半径をa_1, ファイバ2のコア半径をa_2として, コア半径の比a_2/a_1とa_1を変化させた場合について得られた主な結果は次のとおりである. (1)a_2/a_1を一定とした場合, x偏波形とy偏波形の素子長を最小にするa_1がそれぞれ存在する. (2)a_2/a_1=1.0のとき, x偏波形とy偏波形の素子長はともに最小となる. (3)a_2/a_1=1.0のときのx偏波形とy偏波形の帯域幅は, a_2/a_1=0.6のときの帯域幅とa_2/a_1=1.1のときの帯域幅に比べ, わずかに広くできる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-25
著者
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