誘電率変調型グレーティングの放射効率
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概要
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周期的誘電体導波路をグレーティング結合器として利用する場合、Blazing効果(一方向にエネルギーを集中して放射させる)の高いグレーティング構造が要求されている。Changらは、厚いグレーティング層に対しても、Blazing効果が有効な三角レリーフ型グレーティングを提案した。一方、Pengらは、2層のステップ型グレーティングを互いにシフトさせることにより、Blazing効果を高める構造パラメータを報告している。しかし、系統的に高いBlazing効果を得る構造パラメータの設計法やグレーティングの厚さに対するBlazing効果の影響については検討していない。著者らは、2層の誘電率変調型グレーティングを提案し、高いBlazing効果を得る構造パラメータの設計法を示し、従来の台形レリーフ型グレーティングより良好な特性が得られることを示した。本文では、グレーティング層の厚さによるBlazing効果を、3種類の誘電率分布について検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
-
山崎 恒樹
日本大学理工学部
-
日向 隆
日本大学理工学部
-
田中 宏卓
日本大学工学部
-
田中 宏卓
沖電気工業株式会社
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細野 敏夫
日本大学理工学部電気工学科
-
田中 宏卓
日本大学理工学部
-
細野 敏夫
日本大学
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