LD励起グレーティング帰還型Cr : LiSAFレーザにおける波長可変特性の解析と広帯域化の検討
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概要
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CL LiSAF結晶は,0.7からL0μmの波長域にわたる広い蛍光分布を有し,赤色の半導体レーザ(LD)で直接励起できることから,小型で高効率な波長可変レーザを構成できるレーザ媒質として近年注目を浴びている.我々はこれまでに,副共振器にグレーティングを用いて波長を選択的に主共振器に戻す,複合共振器構成のLD励起Cr:LiSAFレーザを初めて開発し,単一縦モードで約150nmにわたる波長可変動作に成功している.今回,複合共振器レーザにおける発振しきい値の理論計算を,このCr:LiSAFレーザに適用して実験結果の詳細な解析を行い,その波長可変動作を理論的に説明することができた.更にその解析結果をもとに, Cr:LiSAF の誘導放出断面積を補償しながら,200nmの広帯域波長可変動作を実現するための結合ミラーの反射率の最適条件を理論計算より導いた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-10-25
著者
-
稲場 文男
東北工業大学電子工学科
-
常包 正樹
(株)生体光情報研究所
-
田口 昇
(株)生体光情報研究所
-
常包 正樹
生体光情報研究所
-
田口 昇
生体光情報研究所
-
稲場 文男
東北工業大学工学部電子工学科
-
井原 正博
島津製作所 基盤技術研究所
-
稲場 文男
東北工業大学
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