ビート信号を用いた磁界による半導体レーザの発振波長シフトの測定

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概要

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半導体レーザの発振波長は磁界を印加することによってシフトする。我々は、室温、比較的弱磁界の条件において磁界による発振波長シフトの観測を行ってきた。しかし、これまでのモノクロメータを用いた実験では読取り誤差が大きく、原子の吸収線を用いた実験では用いる半導体レーザの波長の制約が厳しかった。また、両者とも磁界印加時の定常状態の波長シフトしか観測できなかった。今回は、独立した二つの半導体レーザを用いて、ビート信号による発振波長シフトの観測を行った。このビート信号を用いた測定では、モノクロメータを用いた場合と比べて誤差が1, 10となり、過渡状態の観測も可能となった。ここではこれらの実験結果を示すと共に、波長シフトの機構について検討する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-12-14

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