FDTD法による生体形状シールド衣服のシールド効果解析

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概要

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生体形状のシールド衣服が、どれだけ外来電磁波を低減できるかを変形したFDTD法によって検討した。この方法は、薄膜シールド材を無限に薄い抵抗膜とし、任意偏波かつ任意入射角の平面波が多層媒質に入射した場合の理論的な透過係数をFDTD法にくり込むことで、薄膜シールド材の計算に適している。本報告では、生体形状シールド衣服を取り扱い、その電気定数(σ、ε、μ)は逆問題として実験により推定した。得られた電気定数を用いて本FDTD法による解析を行い、外来電波に対する生体形状シールド衣服の低減効果を調べた。その結果、金属メッキ繊維のような電波シールド材をシールド衣服とした場合、ペースメーカーの位置においては、シールド衣服の開口面となる部分からの電磁波の回り込みがあることを確認した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-10-11

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