宇宙用有機材料のアウトガスラウンドロビン試験
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概要
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人工衛星等の軌道では、宇宙環境の真空度は10^-7>〜10^-12>Torr程度になり、材料からのガスの蒸発(アウトガス)により様々な問題が生ずる場合がある。宇宙用有機材料の使用可否に関するスクリーニングの手段として、アウトガス試験法ASTM-E595-90が適用されている。国内外14機関との間で、共通の材料を用いてラウンドロビン試験を実施し、各機関相互のデータの一致性を確認した。14機関の結果は良い一致を示した。試験装置が垂直型JPL, SRI設計かまたは水平型ESA設計かの差異は結果に影響しない。宇宙開発事業団の結果は14機関の平均値と良い一致を示した。1989年度,1986年度に実施済みのラウドロビン試験結果と対比すると,TML値はロットによる差がある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-18
著者
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