Real-Valued DFT(実数値離散フーリエ変換)のPruning(枝落し)に適する新しい高速演算アルゴリズム
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概要
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本報告では,すでに提案した「実数値データ列に適用するDFT(離散フーリエ変換)の新しい高速演算アルゴリズム」がDFTのPruning(枝落し)に向く高速演算アルゴリズムに容易に変形できることを述べる。長さNの実数値データ列のDFTは,時間原点をデータ列の中点N, 2に設定することで長さN/2+1のcos-DFTと長さN/2-1のsin-DFTとに分解して演算することができる。このアルゴリズムは,FFTが構造的に複素数計算を基本に実行されるのに対し,回転子を実数形で用いることから,構造的に実数計算で演算できる。さらに,実数値データ列のうち多くのデータが零値をとる場合,cos-DFTとsin-DFTとの演算ルーチンの一部を共用することができ,効率的なPruning(枝落し)が可能である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-20
著者
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