実数値データ列に適用するDFT(離散フーリエ変換)の新しい高速演算アルゴリズム
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概要
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本報告は,実数値データ列に適用するDFT(離散フーリエ変換)の新しい高速演算アルゴリズムについて提案する。長さNの実数値データ列のDFTは,データ列の偶数項に係る長さN, 2のDFTとデータ列の奇数項に係る長さN/4の二つのDCTの組み合せに分解して計算することができる。その演算アルゴリズムは,Split-Radix FFTと同等の乗算・加算回数で実数値データ列のDFTを効率的に演算できる。その上,FFTが構造的に複素数計算を基本に実行されるのに対し,このアルゴリズムは,ハートレー変換やBruun-FFTなど同じく構造的に実数計算で実行できる特徴をもつ。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-04-21
著者
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