ハーフバンドFIRディジタルフィルタの設計に関する一考察
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概要
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本報告では,すでに報告したFIRディジタルフィルタの新しい設計法を用いることにより,ハーフバンドFIRディジタルフィルタが容易に設計できることを示す。その設計法は,フィルタの所望の振幅周波数特性を窓関数の周波数応答で構成して連続値のインパルス応答に変換し,それを離散化することでタップ係数を求めるものであり,繰り返し数値計算無しにFIRディジタルフィルタを設計することができる。ハーフバンドFIRディジタルフィルタについては,従来の設計条件を用いることなく,しかも,低域通過型,高域通過型フィルタに限らず,帯域通過型,帯域阻止型フィルタも容易に設計することができる。また,βthバンドFIRディジタルフィルタにも容易に拡張することができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-19
著者
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