DES-MACに対する(n-2)段線形解読法の適用可能性検討
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概要
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これまで, 我々はDES-MAC(DESを用いたメッセージ認証子)の安全性評価を, 現在ブロック暗号に対して最も強力とされている線形解読法を用いて行なってきた. 今回, 我々はこの線形解読法を単なる平文暗号文組の数え上げでなく確率カウンタを用いたものへの拡張を考え, これを用いてDES-MACに対する(n-2)攻撃を考える. 我々はこの攻撃について解析し, これまで我々が示した線形近似式を用いた攻撃よりも解読に必要なカウンタ数を減らすことができる. これにより, DES-12MACについて理論的には, 1.14×2^<43>個程度の平文暗号文組で2^<14>個のカウンタ数で解読できることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-22
著者
-
櫻井 幸一
九州大学大学院システム情報科学研究院
-
櫻井 幸一
九州大学大学院 システム情報科学研究科 情報工学専攻
-
佐野 文彦
九州大学工学部情報工学科
-
古屋 聡一
(株)日立製作所システム開発研究所
-
佐野 文彦
九州大学大学院システム情報科学研究科情報工学専攻
-
古屋 聡一
九州大学大学院 システム情報科学研究科情報工学専攻
-
櫻井 幸一
九州大学大学院 システム情報科学府
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