多重アクセス通信路の通信路容量域の計算アルゴリズムについて
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概要
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離散無記憶多重アクセス通信路(2送信者・1受信者)の容量域決定は入力分布P,Qのある目的関数J(P,Q)の最大化問題に帰着させることができることを示し,1送信者の場合の有本-Blahutのアルゴリズムにならい,J(P,Q)の最大化を行なうアルゴリズムを提案する.本アルゴリズムは{J(P_n,Q_n)}が単調に増加するように入力分布の組(P_n,Q_n)を逐次的に更新するものである.目的関数J(P,Q)が(P,Q)に関して上に凸であるとき,アルゴリズムが生成する列{(P_n,Q_n}が収束するという仮定のもとで,J(P_n,Q_n)が所望の最大値に収束することを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-18
著者
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韓 太舜
電気通信大学 大学院 情報システム学研究科
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韓 太舜
電気通信大学大学院情報システム学研究科
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浜田 充
電気通信大学大学院情報システム学研究科
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臼井 純一
電気通信大学大学院情報システム学研究科
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