ラウドネスモデルに基づいた客観尺度による符号化音声の品質評価
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概要
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低ビットレート符号化音声の品質評価のためのラウドネスモデルに基づいた客観評価尺度を提案した。この尺度の特徴は、(1)隣接する臨界帯域成分からのマスキング効果と、(2)順向マスキング効果を考慮した点にある。4〜8kb, sCELP系codecの符号化音声を用いて、提案した尺度の性能を調べた結果、従来尺度より主観評価値との相関が高いこと、符号誤りの有無に対して主観評価値との相関にほとんど差がないこと、codecのタンデム接続数に対して対数則が成立することなどが明らかとなった。これらの結果から、高い精度で主観評価値である平均オピニオン値を推定できる見通しが得られた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-20
著者
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