Diffie-Hellman型鍵寄託方式に関する一考察 : 鍵寄託システム@SCIS97-2Aに対する時間無制限盗聴攻撃とその対策

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概要

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論文[神田-高嶋, SCIS97-2A(1997)]において, Diffie-Hellman法式に基づく鍵寄託方式が提案されている. この方式は, 盗聴対象者の送受信文を, 同一手段で監視できることを特徴とし, 加えて, 捜査機関は, 許可された時間内での盗聴しか行なうことができないシステムの設計を試みている. しかし, 我々は, このシステムにおいて, 捜査機関が, 2つの異なる時間に関する盗聴令状情報を得れば, 時間無制限に, ユーザーの通信を解読できる攻撃法が潜んでいることをを指摘する. さらに, 我々は, この攻撃に対する解決策を考察し, 修正方式の提案および安全性を評価する. また, 鍵寄託方式における盗聴効率とユーザーのプライバシー保護を考察する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-07-19

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