Top-Down Clusteringに基づく効率的なShared-State Triphone HMM
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,top-down clusteringによりshared-state triphone HMMの状態共有構造を設計する方法を提案する.提案方法の特徴は,1)全音声空間を考慮したtop-down clustering,2)triphone HMM間,内の状態共有,3)不特定話者の状態共有構造の決定,である.従来方法であるM-Y.Hwangのsenon,S.J.Youngのtied-stateや鷹見のSSSでは,これら全ての特徴は実現されていない.本稿では,提案方法のアルゴリズムとその評価実験を行なったので報告する.不特定話者・大語彙・連続音声の実験においては,提案方法による共有状態数600のtriphone HMMが,最高性能の文認識率86.6%,単語認識率97.3%を示した.このモデルを用いたphonetictypewriterによる音素認識率は76.9%であった.実験からright-contextやtriphoneHMMに比べ,提案方法が状態表現効率の高いHMMを実現することが分かった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-06-22
著者
-
山田 雅章
キヤノン(株)プラットフォーム技術開発センター
-
小坂 哲夫
キヤノン(株)情報技術研究所
-
小森 康弘
キヤノン(株)情報技術研究所
-
山本 寛樹
キャノン(株)情報メディア研
-
山本 寛樹
キヤノン(株)情報メディア研究所
-
大洞 恭則
キヤノン(株)情報メディア研
-
小森 康弘
キヤノン(株)プラットフォーム技術開発センター
-
大洞 恭則
キヤノン情報メディア研
-
山田 雅章
キャノン情報メディア研
-
山田 雅章
キヤノン 情報メディア研
関連論文
- スカラ量子化を利用したクライアント・サーバ型音声認識の実現とサーバ部の高速化の検討
- スカラ量子化を利用したクライアント・サーバ型音声認識の実現とサーバ部の高速化の検討
- スカラ量子化を利用したクライアント・サーバ型音声認識の実現とサーバ部の高速化の検討
- MAP-CMSと高速PMCを用いた即時環境適応化の検討
- データ入力システムの性能とユーザの使用感
- 高速なPMC雑音適応法
- 環境変動に対する即時/遂次適応化の検討
- 話者クラスタHMM用高速化手法の連続音声認識による評価
- パラメータのスカラ量子化と混合分布HMMの次元独立演算による高速ゆう度計算
- データ入力システムの性能と使用感に関する調査
- データ入力システムの性能と使用感に関する調査
- 音素環境の階層構造と特定話者/不特定話者HMMの関係を用いた音素環境依存型HMMの話者適応法
- 話者クラスタHMMを用いた音声認識の高速化方法
- 改良型CMS-PMC、次元独立演算を用いた高速な雑音下音声認識
- 改良型CMS-RMCを用いたHMMの環境適応
- 次元独立計算を用いた尤度計算高速化の耐雑音性
- N-Bset処理に向いた高速な未知語処理法
- Tree-trellis based searchにおける後向き探索の利用法 -単語境界の環境依存化と尤度の再計算-
- パラメータのスカラ量子化と混合分布HMMの次元独立演算
- Top-Down Clusteringによる状態共有Triphone HMM
- 小型音声合成エンジンPureTalk
- Powerパラメータを独立に計算するPMC法
- パラメータのスカラ量子化と混合分布HMMの次元独立演算による高速出力確率計算
- Top-Down Clusteringに基づく効率的なShared-State Triphone HMM
- 音声言語コーパスを用いたF_0パタン生成法の検討
- 数量化I類と最尤推定による音韻時間長制御
- TD-PSOLA規則合成における音素ラベル・ピッチマークの自動化の影響
- Rough HMMとDetail HMMを用いた連続HMM出力確率計算の高速化
- 小数分布HMMによる出力確率推定に基づいた効率的な混合連続分布HMM音声認識
- 推定Segmental SNRに基づく適応的Spectral Subtraction法による音声認識
- CD-ROM を全文検索する音声ガイドシステムとその評価
- 全文検索によるCD-ROMガイドブックの内容検索
- 音声ガイドシステムにおける全文検索結果の利用法
- 音声ガイドシステムにおける全文検索結果の利用法
- 音声対話と文全検索を利用した電子ガイドシステム(2) : 音声認識部
- 音性対話と全文検索を利用した電子ガイドシステム(1) : システム概要
- 第5回ヨーロッパ音声通信技術会議(EuroSpeech'97)
- HMMと数量化I類による基本周波数のモデリング