判別関数を用いた不特定話者母音認識
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
我々は、連続音声中の母音を利用したテキスト独立型話者認識を行うために、より簡単な処理によって母音認識できる手法として判別関数を用いた母音認識を行っている。ここでは、ベクトル量子化を用いて、各母音を複数の群に分割して多群の判別分析を行うことによって母音の誤認識を軽減させることを試みた。その結果、各母音コードブック数を増加させることによって母音認識率を向上させることができることを確認した。さらに話者照合実験を行った結果、母音認識率を向上させても話者照合率にはほとんど影響を与えないことがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-15
著者
-
長内 隆
科学警察研究所
-
鎌田 敏明
科学警察研究所
-
谷本 益巳
科学警察研究所
-
木戸 博
科学警察研究所
-
木戸 博
科学警察研
-
鎌田 敏明
科学警察研究所:東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
谷本 益巳
科学警察研究所法科学第四部情報科学第三研究室
関連論文
- 大規模話者骨導音声データベースを用いたテキスト独立型話者照合実験(一般(ポスターセッション),第9回音声言語シンポジウム)
- 大規模話者骨導音声データベースの構築と予備的な解析(聴覚・音声/一般)
- 雑音環境下における話者照合(聴覚・音声・言語とその障害,一般)
- 大規模話者骨導音声データベースの構築と予備的な解析
- 母音による話者認識における特徴量変換(「感性情報処理の基礎と応用」及びヒューマン情報処理一般)
- 法科学的話者照合のための標準化・正規化クロスVQ歪みの利用
- 単独発声母音を用いた話者照合における特徴量変換
- 単独発声母音による話者検索の登録話者依存性
- 連続音声中の母音の類似度に関する一考察
- 単文中の母音を用いた話者照合
- 判別関数を用いた不特定話者母音認識
- 音声聴取の主観的評価に及ぼす電話系の影響
- 単独発声単語を用いた話者照合におけるHMMの適用方法の検討
- 筆者識別結果からみた手書き漢字の部分構造と全体構造との関連
- たばこによる可燃物への着火性に関する研究-2-掛布団及び敷布団の着火性について
- 平面マイクロホンアレーの指向特性を考慮した音源のパワー推定
- A-10-7 マイクロホンアレーを用いた到来方向推定における感度位相補正について
- A-10-6 MUSIC法による低周波音のパワー推定
- 音波到来方向推定におけるマイクロホン間の位相差による影響について
- 遺伝的アルゴリズムを用いた空間平均法の最適化
- 平面マイクロホンアレーによる音源のパワー推定
- リニアアレーを用いた移動音源の方向推定
- 平面アレーを用いた静止音源の2次元方向推定
- D-14-5 音声における双子話者の類似性
- マイクロホンアレーによる移動音源の速度推定
- 500円硬貨の音響特性
- HAAR変換によって生じた極の変化に着目した教師信号の作成
- LPC分析における極に着目した教師信号の作成に関する研究
- HAAR変換の字数による単語抽出への影響
- D-14-11 Haar変換による時系列フィルタの作成
- D-14-19 LPC分析によるフィルタのパラメータ設定
- LPC係数を用いたガンマトーンフィルタの作成
- 単語認識に及ぼすフィルタバンク出力の時間平滑化の影響
- 舌の側面輪郭の2次曲線による近似
- 大規模話者骨導音声データベースを用いたテキスト独立型話者照合実験(一般(ポスターセッション),第9回音声言語シンポジウム)
- 大規模話者骨導音声データベースを用いたテキスト独立型話者照合実験(一般(ポスターセッション),第9回音声言語シンポジウム)
- 雑音環境下における話者照合
- テキスト依存型話者照合におけるしきい値と話者の関係
- 声質評価システムの構築
- 発話の声質表現とその音響関連量
- 発話の声質表現とその音響関連量
- A-10-4 平面マイクロホアレーを用いたMUSICによる騒音発生源の2次元方向推定
- 話者認識における話者数と認識率の信頼性との関係
- 日本語母語話者・非母語話者による電話番号読み上げ音声の韻律(オーガナイズドセッション2,聴覚・音声・言語とその障害/一般)
- 連続音声の多群分割によるテキスト独立型話者照合
- 単独発声母音の隠れマルコフモデルを用いた短文章による話者照合
- 動的計画法に基づく単独発声単語を用いたテキスト依存型話者照合
- 法科学分野における話者認識の動向(話者認識に関する研究の動向)
- 話者認識技術の現状と課題(オーガナイズドセッション(パネルディスカッション),音声アプリケーション,一般)