日本語母語話者・非母語話者による電話番号読み上げ音声の韻律(オーガナイズドセッション2,聴覚・音声・言語とその障害/一般)
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概要
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法科学における母語識別を目的として,日本語母語話者と非母語話者による発話の特徴の比較を行っている.本稿では,研究プロジェクトの概要を紹介するとともに,日本語および中国語の母語話者が発話した日本語の電話番号の韻律について分析結果を報告する.基本周波数のパタンを特徴ベクトルとしてパタン形状を比較したところ,母語話者ではBT構造と呼ばれる電話番号特有の韻律構造が実現されていたが,非母語話者の多くはそれとは異なるパタンを示した.コサイン類似度により,母語話者の平均パタンとの比較を行った結果,母語話者では類似度が平均0.91(S.D.=0.04)であったのに対し,非母語話者では0.60(S.D.=0.20)であった.
- 2011-02-25
著者
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網野 加苗
日本学術振興会
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網野 加苗
科学警察研究所
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長内 隆
科学警察研究所
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網野 加苗
科学警察研究所:日本学術振興会
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網野 加苗
上智大 理工
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Amino Kanae
Dep. Of Electrical And Electronics Engineering Sophia Univ.
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Amino Kanae
Department Of Electrical And Electronics Engineering Sophia University
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Amino Kanae
Department Of Electrical And Electronic Engineering Sophia University
-
Amino Kanae
National Res. Inst. Of Police Sci.
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