雑音環境下での音声認識におけるセグメント単位入力HMMの評価

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概要

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雑音環境において頑健な音声認識を行なうために、現在までに様々な研究が行なわれてきている。本稿では、幾つかのフレームをまとめて一つのセグメントを構成しそれをHMMに入力するセグメント単位入力HMMを、雑音環境下での音声認識に適用する。雑音成分にフレーム間の相関が少ないとすれば、フレーム間の相関を考慮するセグメントの統計量を用いることで雑音成分が弱められ、耐雑音性が向上することが見込まれる。実験では、動的ケプストラム係数との比較を行ない、セグメント単位入力HMMの優位性を確かめた。また、スペクトルサブトラクションを行なった後でセグメントを構成することで、認識率が改善されるという結果も得られた。
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-06-20

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