「非母語話者による日本語話し言葉コーパス」の構築(コーパス)(音声の基礎と応用シンポジウム)
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概要
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近年,言語研究の新たな資料として電子コーパスが脚光を浴びつつある.その流れを受けて、日本語においても,高品質かつ大規模なコーパスの構築が進められている.しかし,日本語非母語話者(以下「非母語話者」)が生成した日本語のコーパス,しかも音声のコーパスは殆ど存在していない.したがって,非母語話者が生成した日本語音声についての高品質かつ大規模なコーパスを構築することは,非母語話者が生成する日本語音声の実態の把握に留まらず,中間言語研究や社会言語学的研究に対して有益なデータを供給すると考えられる.以上の目的のもと,我々は非母語話者による日本語話し言葉コーパスの構築を計画し,作業に着手している.本報告では,その仕様と概要について述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-06-18
著者
-
江崎 哲也
大阪大学大学院文学研究科
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田川 恭識
大阪大学大学院文学研究科
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岡田 祥平
大阪大学大学院文学研究科
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尹 英和
大阪大学大学院文学研究科
-
岡本 耕介
大阪大学大学院文学研究科
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嵐 洋子
大阪大学大学院文学研究科
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出野 晃子
大阪大学大学院文学研究科
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橋本 貴子
大阪大学大学院文学研究科
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土岐 哲
大阪大学大学院文学研究科
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嵐 洋子
杏林大学外国語学部
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田川 恭識
早稲田大学日本語教育研究センター:千葉大学国際教育センター
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田川 恭識
大阪大学大学院
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