「脳の文法処理と再帰的計算」 : 言語の脳科学をめざして(第5回音声言語シンポジウム : 認知科学の最前線)
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概要
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言語に規則があるのは、人間が規則的に言語を作ったためではなく、言語が自然法則に従っているためである。「人間に特有な言語能力は、脳の生得的な性質に由来する」、と半世紀にわたって主張してきたのは、言語学者のノーム・チョムスキーであったしかし・生得説を裏付けやための証拠が未だ不十分なため、チョムスキーの革命的な考えは、多くの誤解と批判にさらされている。言語の脳機能の分析は、実験の積み重ねとMRI技術などの向上によって、飛躍的な進歩を遂げてきた。本総説では、言語の問題に脳科学から挑むアプローチの一例として、脳の文法処理に関して最近得られた知見を中心に紹介する。
- 2003-12-12
著者
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