マルチキャリアCDMA用シンボル同期回路とその特性
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概要
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移動体通信に対して,マルチメディア情報を取り扱うことができ,高効率の多元接続方式の開発が求められている.この点で有望視されているMC-CDMA方式がある.MC-CDMA方式では受信側でFFTの同期(シンボル同期)を確立することが必要となるが,他チャンネルの信号が時間的にも周波数的にも重なって受信されるので,そのS/Nは極端に低くなる.このため,従来のOFDM方式で用いられているシンボル同期方式を採用することができない.また同期を確立しないと,基準搬送波を再生することが困難となるので,包絡線検波などの非同期検波に依存せざるを得ない.そこで本稿では,包絡線検波に基づき相関受信(逆拡散)を行った後の信号レベルによって同期を捕捉する方式を提案し,この方式をパケット信号に適用した場合の基本的特性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-04-19
著者
-
小川 明
名城大学理工学部情報工学科
-
鈴木 司
名城大学理工学部
-
小川 明
名城大学大学院理工学研究科情報工学専攻
-
後藤 栄孝
名城大学大学院理工学研究科
-
小川 明
名城大学理工学部
-
後藤 栄孝
名城大学理工学研究科電気電子工学専攻
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