近似同期CDMAシステムにおける送信電力制御の有効性の検討

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概要

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近似同期CDMAは、セル内のチャネル間干渉を理論上、零に出来る利点がある。しかしながら、セル間干渉については、これまで十分な検討がなされていなかった。本報告では、近似同期CDMAシステムにおいて、セル間干渉に影響を及ぼす各要素を整理し、計算機シミュレーションにより所定の通信品質を満たす時間率を検証している。この結果、近似CDMAに用いる完金相補系列の相互相関値は大きく、干渉端末が少なくても無視出来ないこと、及び、送信電力制御はセル間干渉電力低減にも有効であることが明らかになった。また、近似同期CDMAのセル間干渉は、従来のDS-CDMAより少ないことも示された。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-06-15

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