4相直交系列より構成される完全相補系列を用いたM-ary伝送における誤り特性

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概要

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末広らは先に、近似同期セルラーCDMA移動通信システムへの応用が期待できる、4相直交系列より構成される完全相補系列の概念を提案した。この系列は、自己相補系列においては、系列間の自己相関関数の和が0シフトを除くすべてのシフトにおいて0であり、相互相補系列においては、系列間の相互相関関数の和がすべてのシフトにおいて0であるというような性質を持つ。そこで本稿では、4相完全相補系列を用いてM-ary伝送方式を実現するべく、その相関特性及び伝送情報量を調べた。その結果、この完全相補系列を相互相関値の最大値により4個の系列の集合に分類することができた。さらに、これらの集合を用いて実際のM-ary伝送を行いS/N対BER特性を調査した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-03-15

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