マルチパス環境下における完全相補系列CDMA方式の相関特性について

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概要

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完全相補系列は対系列で構成され、自己相関サイドローブと相互相関は0となる。この特徴を利用して、1つの対系列をパイロット信号に割り当て、他の対系列をデータ信号に割り当てるパイロット支援形CDMAが提案されている。完全相補系列は対を構成する要素系列が互いに干渉しないように伝送される必要がある。この方式に直交周波数変調方式と縦続系列方式が提案されている。本稿では、周波数変調方式と縦続系列方式での完全補償系列CDMA方式において、伝送路でマルチパスによる遅延と位相回転が生ずる場合の相関特性について報告する。また、この相関特性をもとに、巡回シフト系列多重による完全相補系列を用いたパイロット支援形CDMAを提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2000-10-13

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