GPS及びSLRを用いた高精度軌道決定システムの整備
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概要
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宇宙開発事業団(NASDA)は, 1996年から高精度軌道決定システムの開発に着手し, 2000年10月に環境観測技術衛星(ADEOS-II)に向けた第一段階の開発を完了した. 本システムは, 近年の地球観測ミッションにおいて高精度な軌道決定精度要求があることから新規開発されたものである. 本システムでは, GPS測位信号および衛星レーザ測距データを用いることにより従来の電波リンクによるRARR(Range and Range Rate)データによる軌道決定に比べて10〜100倍も精度を向上させ, かつ, グローバルな範囲でユーザ衛星の精密軌道位置を提供することを目標としている. 本論文では, GUTSの軌道観測システムであるGPS地上設備及びSLR設備の整備概要について紹介するものである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-06-22
著者
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