ADEOS-II高精度軌道決定実験
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概要
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NASDAで計画している2000年以降の地球観測衛星等からは、現状の電波リンクによる測距では到達不可能な高精度な軌道決定要求がある。追跡ネットワーク技術部ではこれらの要求に応えるために、衛星オンボードGPSデータ、地上GPSデータ、衛星レーザ測距データの3つを併用した高精度軌道決定に関する研究に1995年より着手した。また、1997年度よりGPSデー夕とSLRデータを用いた高精度軌道決定システム(GUTS:Global and high accUracy Trajectory determination System)の整備を開始した。本システムは、オンボードGPSデータ、世界各国の池上GPSデータ及びSLRデータを使用して、衛星の軌道を軌道全周にわたって高精度に決定しユーザに提洪するものである。GUTSは、2000年に打ち上げ予定のADEOS-IIで実験を行い、2002年に打ち上げ予定のALOSから実匣用に供する計画である。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-02-19
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