衛星レーザ測距用アイセーフ航空機監視レーザレーダ
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概要
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地球計測、宇宙測位に応用されるレーザレーダの一形態である衛星レーザ測距(SLR)において、自動化を実現するための重要な課題がアイセーフ技術である。通常SLRにおいては、モードロックされた短パルス高出力レーザ(クラス3B以上)を使用し、望遠鏡から出た光は人間の眼にとって危険である。首都圏広域地殻変動観測計画(KSP)において、アイセーフ帯波長(1.5μm)による航空機監視用レーザレーダを開発、衛星測距用の可視(0.53μm)ビームをカバーし同時発射することで航空機検知とSLR発射を自動的に抑制するシステムを開発した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-07
著者
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国森 裕生
情報通信研究機構
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国森 裕生
郵政省通信総合研究所
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勝尾 双葉
通信総合研究所
-
雨谷 純
郵政省通信総合研究所第六研究チーム
-
勝尾 双葉
郵政省通信総合研究所第六研究チーム
-
Dahl Leigh
Electro Optic Systems Pty. Ltd.
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