フラクタル次元によるレーダターゲットとクラッタの分離
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概要
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レーダは、現在、航空機や航舶の安全航行上必要不可欠な装置となっている。そして、レーダの信号処理では、いかにしてクラッタを抑圧しターゲットの検出を容易にするかが問題となる。本研究では、フラクタル次元を用いて適当な閾値を得ることにより、クラッタとターゲットの分離を試みた。我々は、X-バンドレーダを用いて、強雨とシークラッタに埋もれた2隻の船を観測した。実際に観測したデータからいくつかのサンプルを取り出して様々な閾値におけるフラクタル次元の変化を観ることに依って、最適な閾値を得ることができ、雨雲とシークラッタが抑圧されターゲットである船舶を検出できた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-09-30
著者
-
佐野 元昭
桐蔭横浜大学工学部電子情報工学科
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佐野 元昭
東京工業大学大学院 総理工
-
関根 松夫
東京工業大学大学院 総理工
-
山本 泰智
東京工業大学
-
関根 松夫
東京工業大学大学院総合理工学研究科
-
関根 松夫
東京工業大学
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