2値系列の奇相関分布の近似について

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概要

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スペクトル拡散通信での符号間の干渉において、系列の集合を評価するためには、隅と奇の相関分布が有用である。奇相関値は系列の初期位相によって大きく異なるために、その分布の計算に多くの時間を要する。筆者等は先に隅相関分布がすでに分かっている2値系列の集合について、その奇相関分布の近似を導出した。しかし、これでも、系列長が大きくなると、その計算に時間がかかってしまう。本稿では、奇相関分布の近似式を考察することにより高速計算のための式を導出する。また、これから、低い隅相関値をとる位相においては高い奇相関値が現れる確率が低いことを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-10-18

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