マルチ周波数アレイ型インダクション検層 (MAIL) ツールの開発 : 深部井における測定結果
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概要
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新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施している「深部地熱資源調査」の一環として、坑井周辺の詳細な比抵抗構造を求めるために「マルチ周波数アレイ型インダクション検層 (MAIL) ツールの開発が行われている。MAILツールは、7成分の鉛直アレイインダクション磁力計 (鉛直5成分+水平2成分) とマルチ周波数の垂直トランスミッタコイルから成るインダクション検層の一種である。1995年に深部調査井において測定が行われたが、その時にアレイインダクション磁力計における電気カップリングの問題が生じた。これは、一部のアレイセンサが、電子装置とトランスミッタコイルに挟まれる形であり、トランスミッタ電流がアレイセンサの近傍を通過するために生じた問題であった。このため、1996年にアレイセンサ部を電子装置の下方に移動し、1997年2月にこの改良されたMailツールでの深部調査井における試験を実施した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-11-17
著者
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佐藤 龍也
地熱技術開発(株)技術部
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大里 和己
地熱技術開発
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内田 利弘
新エネルギー・産業技術総合開発機構
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高杉 真司
地熱技術開発
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高杉 真司
地熱エンジニアニング(株)
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佐藤 龍也
地熱技術開発(株)
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佐藤 龍也
地熱技術開発
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