単一細胞を利用したマイクロセンサの研究

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概要

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生物は, 外界の刺激をすばやく受け入れ, 自ら環境を認識し適切な行動をする. そこで, 1個体の生きた細胞を環境に対するセンサデバイスとして活用することを考えた. 細胞をセンサとして活用すると, (1)細胞の持つ優れた分子識別能力により特定の物質に対する選択性を持つ(2)様々な信号変換技術により多くの情報を得られる可能性がある, といった利点を持つ. 本研究ではセンサ細胞として, 酵母菌を使用した. 検出には蛍光色素を使用してミトコンドリア膜電位を測定する方法を行った. これによって, 重金属イオンの濃度を検出した. また, 検出時にはレーザーマニピュレーション法により細胞の位置制御をしながら行った.
社団法人電子情報通信学会の論文
1997-07-26

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