インライン型ライダー送受信分離用光サーキュレータ

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概要

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ライダーを用いた観測において送受信光学系を同軸上にとるタイプがあるが、その場合送信光と受信光を分離するための工夫が必要となる。これを解決するために光サーキュレータを応用した光学系を製作した。この光サーキュレータは送受信光を分離し、尚且つ偏光成分によりエコー光を分離する性能を満たす。また、軽量・コンパクト(重量1.3kg・30cm四方)であり、望遠鏡鏡筒に固定することができた。光サーキュレータの挿入損失は3dB(波長1.047μm)である。また、望遠鏡鏡筒を動かしてもサーキュレータの光軸には支障がないことを確認している。この光サーキュレータを用いることにより送受信光を分離し、同時にエコー光の偏光成分を分離することができる。これにより小型・可搬なライダーを実現させることが可能となる。
2000-11-09

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