地震波初動検出法の簡易化について
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概要
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地震予知, 地震防災対策などのために地震波解析システムの完全自動化は不可欠である. 無限のパターンを持つ地震波に対し, 実時間処理による地震到着および初動の検出は容易ではなく, 現在開発が遅れている分野である. 本稿では, 我々が今までに提案してきた様々な地震波初動検出方法に対し, 実時間処理を考慮して簡易化を行い, 必要としている精度に対してどの程度まで簡易化が可能になるかを考察した. 合成地震波を用いた初動検出実験結果より, 3種類のAR係数推定法において差はなく, 「オッカムの剃刀」の原理より自己相関法が最適であることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-18
著者
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