信号の分析と合成を利用するマイクロホンアレーに関する検討

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概要

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音声と騒音の分離にマイクロホンアレーは有効な手段のーつである.しかし,その分離に際して入射した信号を音声と騒音に識別すること,音声と騒音が同時入射すると音声も減衰してしまうこと,残響が存在する環境下ではマイクロホンが非常に多く必要になるなどの問題が残されている.本手法によれば,音声と騒音が同時に存在していても指向性の制御が自動的に可能であり,周波数特性の補正が不要である.また,音声を高い精度で抽出し,これを再利用することで分離性能の向上をはかる手法についても検討を行う.さらに,本方式ではマイクロホン間隔が任意でよく,マイクロホン間に残響が存在する場合でも有効に動作することを確認する.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-20

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