任意の振幅特性をもつ2次元可変ディジタルフィルタの設計
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概要
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ディジタルフィルタを用いた音響、画像などの信号処理の過程では、処理の目的に応じて、ある時点でフィルタの周波数特性を変化させることがよくある。この様な特性可変なフィルタは可変フィルタと呼ばれる。一般的に、可変フィルタの設計問題は非常に難しい。本諭文では、我々は難しい2次元可変フィルタの設計問題を通常の2次元定常フィルタの設計問題と1次元多項式の近似問題に単純化できる新しい設計法を提案する。この設計法はまず2次元可変振幅設計仕様を2次元定常振幅設計仕様と複数の1次元関数仕様の外積に分解する。次に、2次元定常フィルタの設計と1次元多項式の近似を行うことにより、任意の振幅特性をもつ2次元可変フィルタを容易に得ることができる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-01-27
著者
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