2台のレーザ光源をビーム形成回路に用いた光制御アレーアンテナ
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概要
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本論文では,光学フーリエ変換とO / E変換を用いて光領域でマイクロ波励振分布を生成・制御する光制御アレーアンテナに関し,発振周波数差が所要のマイクロ波周波数に設定された2台のレーザ光源を用いる2レーザ形式の励振振幅位相分布と放射特性を,理論的,実験的に検討している.まず,円形開口イメージマスクを用いる場合の励振分布と放射指向性を理論的に表し,イメージマスク開口径と素子アンテナ間隔との関係を求めている.次に,レーザ光源としてLD励起Nd:YAGレーザを用いた2レーザ形式実験系を示し,周波数1.54GHzでの励振分布実験を行っている.そして実験結果より,振幅および位相にばらつきや非対称性はあるが,2レーザ形式においても1レーザ形式と同様に,理論値に対応する安定した励振分布が実験系で得られることを明らかにしている.更に,励振分布実測値を用いてアレー放射パターンを計算し,イメージマスク開口径に対応したビーム形状の放射パターンが得られることを確かめている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-25
著者
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