チャネル間干渉を発生させない包絡線制御QPSKの一検討
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概要
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帯域制限した線形変調方式の送信電力利用効率を向上させるための新しい包絡線制御方式を提案した. これは入力データパターンに対応した補償パルスを情報信号に加える形の方式である. 本論文では本方式をQPSKに適用した. その効果を調べるために, 周波数・電力利用効率特性を計算して従来のQPSKと比較した. この適用では補償パルスの形状を送信パルスと同じとし, その振幅を伸縮したものとした. 言い換えれば入力データパターンに対応して送信パルスを抑圧することになる. よって符号間干渉, チャネル間干渉ともに起こさない. そして周波数利用効率を悪くすることなく送信ピーク電力を小さくでき, 送信電力利用効率を改善できる. 送信電力利用効率はロールオフ率が0.3のとき約0.87dBの改善があり, ロールオフ率が0.5のとき約0.69dBの改善があった.
- 1997-08-25
著者
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