任意配分ナイキスト整形PSK伝送方式の送信電力利用効率
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概要
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コサインロールオフ特性を送受信側に任意の比率で配分した帯域制限PSK伝送方式の送信電力利用効率について検討した.送信電力利用効率はピーク電力に対応するものとし,その評価パラメータとしては筆者が先に提案した正規化SNRを用いた.変調方式として各種4相PSK方式(QPSK,OQPSK及びπ, QPSK)を仮定した.ロールオフ率αを一定とし,正規化SNRを配分率βの関数として計算した結果,いずれの場合でも最適なβ(正規化SNRを最大にするβ)が存在することがわかった.αが0.5のPAAF(帯域制限後電力増幅)では,π, QPSKが最も有利で,βが0.62の時に正規化SNRλ_aが最大値3.45dBを取る.αが0.5のPABF(帯域制限前電力増幅)ではβが0.49の時に正規化SNRλ_bが4.59dBを取る.これはすべての4相PSKに共通である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-08
著者
-
宮内 一洋
東京理科大学工学部電気工学科
-
伊東 悌
東京理科大学工学部電気工学科(現在 Ntt移動通信網株式会社)
-
伊藤 幹朗
富士通
-
伊藤 幹朗
東京理科大学工学部電気工学科
-
伊東 悌
東京理科大学工学部電気工学科
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