4次キュムラントを用いた移動平均システムの同定

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概要

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近年、システム同定の分野において、キュムラント高次統計量を用いた様々な同定法が提案されている。これらは理論的に加法ガウスノイズの影響を受けず、非最小位相システムの同定もできる。本稿では、有色ガウスノイズに乱された観測データの4次キュムラントを用いた移動平均システムの同定法を提案する。すなわち、入力が非観測の独立で同一分散型非ガウス数列で励起されたMAシステムの同定に対して、従来法のC(q,k)公式を拡張した新しい重み付き同定法を導入する。その重み係数を遺伝的アルゴリズムを用いて、誤差関数が最小になるように選ぶ。さらに、導入した同定法の適応アルゴリズムも提案する。多くのシミュレーションから本手法はC(q、k)に比べて優れていることを明らかにする。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-10-20

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