変形DFT対を用いた周波数領域適応フィルタの演算量削減に関する検討
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概要
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周波数領域適応フィルタ(FDAF)は時間領域適応フィルタ(TDAF)に比べて収束の高速化が可能になる. これはTDAFの場合, 適応係数の更新がベクトル量の問題であるのに対し, FDAFではスカラ量の問題として扱え, 各適応係数を独立して処理することができるためである. 我々のグループはFDAFの一構成として, DFT対を非巡回(FIR)型フィルタにより構成が可能となるように変形されたDFT対を用いてFDAFを提案してその有効性を確認している. しかしタップ数を多くする場合, 信号を実時間で処理することが困難となる. 本論文では, 変形DFTの演算量を削減する方法を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-06-27
著者
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伊藤 良生
鳥取大学工学部電気電子工学科
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中西 功
鳥取大学大学院工学研究科
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副井 裕
鳥取大学工学部
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伊藤 良生
鳥取大学工学部
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中西 功
鳥取大学教育地域科学部地域設計学講座
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濱橋 義久
鳥取大学工学部
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